COLUMN

リラックスできるファッションってなんだろう?
服を選ぶとき、「自分にとってのちょうどいいバランス」を考えることが増えた。 見た目の印象よりも、着ていて心地いいかどうか。ラクだけど、だらしなくは見えないか。そんなふうに、服に求めるものが少しずつ変わってきた。 お気に入りの一枚に袖を通したとき、自然と背筋が伸びることがある。逆に、ちょっと疲れているときには、肩の力がすっと抜ける服に助けられたりもする。 つまり、服には気分を整える力がある。それは、「勝負服」や「リラックスウェア」といった二択の話じゃなくて、そのあいだにある、グラデーションのような選択肢のことだと思う。 たとえば、風を通すシャツに、足さばきのいい太めのパンツ。シルエットには余白があって、素材にはほんの少し表情がある。街を歩いても浮かないし、部屋に戻っても違和感がない。気取らず着られるけれど、ちゃんと「自分の服」になってくれる。 そんな服がひとつあるだけで、暮らしに少し余裕ができる気がする。 リラックスとは、ただラクをすることじゃなく、自分の気分とちゃんと向き合える服を持つこと。 そう考えると、“リラックスできるファッション”って、案外、スタイルの真ん中にあるものなのかもしれない。 そんな気分に寄り添う、いくつかのアイテムを紹介します。 ▸ リネンブレンド バンドカラーシャツ ▸ ヘリンボーン ワイドストレートチノパンツ
リラックスできるファッションってなんだろう?
服を選ぶとき、「自分にとってのちょうどいいバランス」を考えることが増えた。 見た目の印象よりも、着ていて心地いいかどうか。ラクだけど、だらしなくは見えないか。そんなふうに、服に求めるものが少しずつ変わってきた。 お気に入りの一枚に袖を通したとき、自然と背筋が伸びることがある。逆に、ちょっと疲れているときには、肩の力がすっと抜ける服に助けられたりもする。 つまり、服には気分を整える力がある。それは、「勝負服」や「リラックスウェア」といった二択の話じゃなくて、そのあいだにある、グラデーションのような選択肢のことだと思う。 たとえば、風を通すシャツに、足さばきのいい太めのパンツ。シルエットには余白があって、素材にはほんの少し表情がある。街を歩いても浮かないし、部屋に戻っても違和感がない。気取らず着られるけれど、ちゃんと「自分の服」になってくれる。 そんな服がひとつあるだけで、暮らしに少し余裕ができる気がする。 リラックスとは、ただラクをすることじゃなく、自分の気分とちゃんと向き合える服を持つこと。 そう考えると、“リラックスできるファッション”って、案外、スタイルの真ん中にあるものなのかもしれない。 そんな気分に寄り添う、いくつかのアイテムを紹介します。 ▸ リネンブレンド バンドカラーシャツ ▸ ヘリンボーン ワイドストレートチノパンツ